人生で今日が一番若い日。
生れた時から、毎日その日が一番若い日なのですね。

こういうことは若い時にあまり意識しなくても
高齢になると、実感する事です。

生まれたての赤ちゃんの成長がめざましいように
高齢になると老いの進行が速くなります。

超高齢にもなると、1年間には驚く変化があります。
1カ月前に出来た事が出来なくなります。
やがて1週間の変化にも戸惑う事にもなります。

老いの戸惑いは家族以上に本人が感じているのです。
体力の衰えは気力の衰えにも繋がります。

体力や認知機能の衰えにより家族の高齢者への対応も変わってきます。
先日まで出来た事が出来なくなる事への不安を一番大きく感じているのは本人です。

この時、例え家族は本人を気遣っての事でも、その関わり方で高齢者のプライドを傷つけている事があるかも知れません。
私の父は93歳で認知機能も衰え始めています。

数年前から金銭的な管理もあやふやになって来たので、今は私が管理するようになりました。
両親は私を全面的に信頼してくれていますので特に問題はありませんでした。

買い物や食事に行った時にも父のする支払いを私が全て変わってしていました。
先日その事で父のプライドを傷つけていたと感じる事がありました。

父を散髪屋さんに送る時、父が財布を探していました。
私は、「私が持っているから心配いらないよ。」と父に言うとその時は納得をするのですが
振り返ると父はまた財布を探しています。
財布の中にお金が入っていないと別の鞄を探します。
何度、「私が持っているから心配しなくても良いよ。」と言っても、
父は一旦納得しますが、同じ事を繰り返しました。

私は、父の財布にそっとお金を入れて「お金の入った財布が見つかったよ。」と父に渡すと
鞄に財布を入れて、やっと車に乗ってくれました。

散髪屋さんでも、父は自分で支払い
帰りにパン屋でトレーに山盛りのパンを買って私のお土産に持たせてくれました。

高齢者だけの住まいには、信じられいようなセールスが来ます。
果物を高額で買っていたり、何万円と言うカニが届いたり、高額の水道工事をいていたりと
恐い事が頻繁に起こった事で現金の管理を100%私がするようになったのですが
本来、父は自分が稼いで妻子を養っていたプライドがあったのです。

日頃、両親のプライドを傷つけないようにと思って行動していた私ですが
散髪代を自分で支払い娘にパンを買う事で、
少し元気な表情が戻った父を見て、私の気遣いの浅さを深く反省させられました。

結婚教育 では第9期の両親です。
人生の総決算をする時期に家族はどうかかわればいいのか、自分が年老いた時に周りとどうかかわって行けばいいのか、結婚教育には多くの学びがあります。

今日も最後までお読み頂き有難うございました。

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