これまで私は、DVやモラハラの事を中心に取り上げて来ました。
世の中には、DVやモラハラの辛い状況で苦しんでいる人がいるのだ。
そのような方に、少しでも心が楽になって頂きたいという思いで、
私は昨年の2月にブログをスタートさせました。
今日からしばらく、私達が幸せに生きて行くには何が大切なのか、
目の前の事だけを思うのではなく、自分の一生の事や、親から子供に引き継がれていく様々な事を中心にDV、モラハラ問題を考えて行きましょう。
私は結婚教育カウンセラーをしています。
結婚教育とは、なんとも聞きなれない言葉だと思います。
生れ落ちた赤ちゃんが、初めて知る人間関係はお母さんとの母子関係ですね。
お母さんの胸に抱かれ、無心に乳房を吸っている無垢な赤ちゃんの姿を見ると誰もが優しい気持ちになれるように思います。
そのように優しい気持ちで我が子を見つめるお父さんがいます。
赤ちゃんにとって生れて初めての社会は家庭なのですね。
家庭は、二人の男女が出会って結婚したところからスタートをするのですね。
結婚をして、夫婦になり彼、彼女から、夫、妻になり一生のパートナーとしてお互いを高め合っていく場が家庭。
子どもが初めて経験する社会は親の結婚によって始まったのです。
結婚という言葉は、その人の一生にかかわっています。
生れた時には、親の結婚。
成長して、例え「結婚しない」を選んだとしても、やはり「結婚しない」という言葉で関わります。
最近は、晩婚化や未婚率が上がるなどの問題が起きていますが、
それでも多くの人が結婚をしています。
この結婚について学校で学ぶ事があったでしょうか。
私達の結婚生活は、親の姿をモデルにしていることが多いのですが、
「自分の親の結婚の姿が、誰にでも当てはまる常識ではない。」と言うことを意外と知らない人が多いのです。
そういう事を知るためにも、「結婚」を教育として学ぶ事はとても大切なことなのです。
夫婦問題で悩んでカウンセリングに訪れた多くのクライアントさんの
「そんな事、学校で教えてもらわなかった。」
「最初に知っていたなら、もっと上手く出来たのに。」
そのような声から生まれたのが「結婚教育」です。
DV、モラハラの問題も、実は彼と出会った頃の彼の優しい言葉の中に、
お互いにそうとは気がつかない始まりがあったのです。
最初に問題に気がつく事を辛い体験して振り返って知るより、
先に学んで知っている方が、幸せに生きて行けますね。
人生のどの時期にも、その時々の問題は生れて来ます。
学校や友達の事で悩み、恋愛で悩み、結婚で悩み、子育てで悩み、親の老いで悩む。
子どもが成長し結婚をして、夫婦二人になった時にはその時期の悩みが出現します。
人生のさまざまな問題は、知っているのと、知らないのでは考え方も取り組み方も変わって来ます。
その人がその人らしく、生きいきと生きて行く指標として結婚教育を学びましょう。
結婚教育カウンセラー牧村鹿子がいつも貴女を応援しています。
今日も素敵な一日をお過ごしください。